優勝 百目鬼勝正 3832g(1513+1411+908)+821=4653
勝ったぞー!とは言うものの、プラなしのぶっつけだったからなぁ。前日に、吉沢さんからの情報が入り、増水している事は聞いていました。私のパターンですと、増水=水門&テクトロが頭に浮かびます、これまでの経験から。しかし最近の釣れない状況にあって、はたして水門パターンが成立するのだろうか、かなり不安ではありました。水門といっても、霞水系には数えきれないほどの水門が存在します、これら全てを撃つのは勿論不可能、ある程度エリアを絞って釣らなくてはなりません。そこで、大きく二つのエリアに分けて考えてみました。一つは北浦本湖、もう一つは鰐川から下流の浪逆浦・常陸利根川エリアです。単純に水門の数だけで選ぶと北浦本湖になりますが、最近とくに実感する魚影の薄さが不安となります。一方下流のエリアは、魚影的には濃いのですが釣り人の数も多くプレッシャーがきつい。特に水門狙いとなれば、最初に入った者勝ちになりやすい為、後手にまわってしまうと全く釣れない事もある。どちらのエリアにも期待と不安が…悩んだ末、北浦本湖を選んだ訳ですが、表彰式でも話した様に、以前調べたデータをもとに選び抜いた6カ所の水門をメインとし、揚排水水門をランガンする事に決めました。釣り方は、リーチのダウンショット一本。結果としてメインの5カ所目を撃った時点でリミット3本をゲット出来、時間はまだ9時過ぎ。優勝かなぁ!?しかし気になるのが常陸利根。朝に菊池君から聞いた逆水門全開の話、川の流れが強くなれば護岸の葦や水門にバスが入ってくるのでは…検量所で菊池君の魚を見た時は、さすがに負けた〜と思いましたよ。

 今回は、以前に行った地味な努力が実を結び、勝ち取った優勝です。今の世の中、努力はしてみてもなかなか報われない事が多いですが、せめて趣味の世界ぐらいは報われないとね。

 いよいよ次回は最終戦。年間優勝争いとクラシック出場権の獲得、どちらも楽しみな戦いが期待出来ますね。決戦は10/26日です、よろしくお願いします。


準優勝 菊地 雄一 3648g(1350+1194+1104)+1082+924=5654
実は、二週間前より綿密な?計画を立ててプラクティスを行ってきていました。

 先々週(8月4日)はピーカンに晴渡った真夏の日差しで「コレは完全に梅雨明けしたな」と思いサマーパターンを敢行!なんと一時間弱で1400オーバーを3本と1000オーバーを2本を簡単に釣り上げてしまった。。。「ついに真夏のMuddy’sを制する時がきた」と一人小さくガッツポーズをしていました。

先週(8月10日)台風10号が通過した後で凄い大雨だったので、確認の為に3日に炸裂したハニースポットを視察しに。するとソコには。。。あるはずのものが無くなっている!というか増水しまくって水没してしまった!流れは激流だし、水の色はまさにコーヒー牛乳!試しに1/2ラバージグを投入すると、ドンブラコと童話の様にラバージグは流れていきました。あせった僕は見つけていた場所全てを叩きに行きましたが、午前4時過ぎより午後7時過ぎまで釣りをして、ノーバイト・ノーフィッシュの完全試合達成!

試合前日(8月16日)、週中より梅雨時期の様な雨が降り続いていて台風でも増水していなかった常陸利根川が木曜日より増水。魚が見えないまま大会に臨むのは非常にマズイ!というか既に仕事が手につかない状態だったので、急遽土曜日に休みをとって朝5時過ぎより土砂降りの雨の中釣行!先ずは状況を確認しようと得意中の得意、常陸利根川へ!着いてみてビックリ!テラスの上30cmまで増水!長靴とカッパで完全装備で最下流より釣り上がる事にしたのですが、途中である法則(トーナメント終了後のインタビューでお話しましたね)を発見!午前9時過ぎに一端引き上げて、情報整理&Muddy’sメンバーに「長靴&カッパ」警報を発信後、再度出撃!今度は発見した法則より釣れるかも知れない増水時の黄金パターンを試しに浪逆浦から鰐川、果ては鉾田川まで釣行!結局午前中に発見したパターンに勝る物は発見できず。午後6時過ぎで帰路につく。

試合当日(8月17日)は前日のパターンを押し通すべく常陸利根川へ直行。見つけた法則に従い虱潰しに茨城県側と千葉県側の両岸を2周したあと、波逆浦へ。常陸と同様に波逆浦も1周したが、持っている魚より全て小さい為オールリリース。波逆浦を1周した段階で午後11時を回っていた為、最後に昨日土曜にバラした最大魚を狩りに行くが、結局そんなに魚釣りは甘くない!って事で検量!三本で3600gを超えたのには正直驚きましたが、上には上が居るのですね。3800gを超えますか!さすがMuddy’s!レベルが高い!としか言いようの無い試合でした。

ちなみに今回はあまり詳しいキモはレポートには書きませんでした。もしこのレポートを読んで是非キモを知りたい方はMuddy’sトーナメントに出場&入会してみてください。皆さん喜んで色々と教えてくれますし、何より一緒に釣りをしていて楽しい方々ばかりです。インターネットなどで美味しい所のみかき集めて情報収集するよりも生のリアルタイムの情報にはかないませんよ!


第三位 浅野 清寿 3183g(1214+1060+909)+827=4010 
15日に雨、風の北浦にフラッと来てみたら案の定北浦に入る河川や排水門は凄い流れに!これだけの水が流れ込んでると言うことは北浦本湖にもかなりの流れがおきてるだろう、それは大雨で水温がさがってるなかで魚にさらに冷えを感じさせるチルファクター と言うことで、大会当日は水がよどむような凹な場所、ドックや水を出さない水門を狙う作戦で行くことに。
スタートとしていつもの釣りなれた水原に!流れがあたるところはダメと思いつつも、夏いい思いさせてもらっている岬をチェック!がやっぱりダメ。
そして水原第2水門に。魚の気配をみるため常を。すると800、800、1200が一時間くらいでキャッチ、全部ダウンショットってのも芸がない→ラバージグ投入スイミングに1150ヒット!開始2時間で3200くらい持ってる。調子いい。優勝しちゃうかもなんて思っていたら機場が動いて水が流れ出した。「だから、今日は流れちゃだめなんだって・・・」終わった。その後はうろうろしたけどダメ〜 終了間際50upヒットも上げたら 赤ヘルカープ(鯉)菊地、百目鬼先生がさらにハイウェイトで大差の3位入賞でした。